大田区古墳めぐり練習会報告

「大田区古墳めぐり」練習会ご参加のみなさま、お疲れさまでした。
今回は、多摩川沿いの台地に鵜の木から田園調布までの「田園調布古墳群」を走るコース。高低差があり、標高が高く眺めの良いところに古墳が造られていることを実感できたかと思います。

光明寺遺跡~鵜の木一丁目15番古墳~鵜の木一丁目横穴墓群~桜橋付近遺跡~西岡50-52号古墳~扇塚古墳(碑)~浅間神社古墳~亀甲山古墳~古墳展示室~多摩川台古墳群~宝莱山古墳を走りました。

当日は、湿度が高く晴天の中、小雨が降りはじめ、暑さと雨降りを心配しましたがそのうち日が陰り走りやすくなりました。
見どころが多く、古墳展示室の終了時間に合わせ途中から急ぎ足になりましたが無事見学でき、古墳の大きさや出土品など確認しながら、クーラーでひと涼みができたので熱中症対策にもなりました。

光明寺遺跡:都内とは思えない景色!古墳の上に登って、ワンショット

鵜の木一丁目15番古墳:きれいに整備された古墳。未発掘の円墳で上部にちいさな祠がありました

鵜の木一丁目横穴墓群:横穴墓が見学できるのは区内でここだけ!7基の横穴式墓群と人骨3体が発見されました

 

“ようちゃん!!”でおなじみの「桜坂」 桜橋付近遺跡:弥生時代の竪穴式住居が7基発見されました

西岡50-52号古墳:未発掘の円墳ですが横穴式石室が推定されています

扇塚古墳(碑):前方後円墳と言われていますが発掘後はマンションが建っており現在は碑だけがありました

浅間神社古墳:前方後円墳の上に社殿があります。北条政子が聖観音像をお参りしたのが始まり
七夕の飾りと茅の輪くぐりがあり季節を感じました~

亀甲山古墳:都内最大級の前方後円墳。未発掘。とても大きく思えましたが古墳展示室で仁徳天皇陵古墳に比べたら随分と小さいことがわかりました。

古墳展示室

多摩川台古墳群:1基は前方後円墳。7基は円墳からなる後期の古墳です。

尾根に沿って歩くと8基の円墳がほぼ一直線に並んでいました。2、1、3、5、4、6、7、8号の順に造られました。

 

8号墳(旧9号墳)は虹橋を渡って少し離れたところにありました。
旧8号墳は 発掘の結果、ただの盛り土だったことが判明したため、8号墳を旧9号墳と呼ぶそう。

 

そのあと、奥にある最古の宝莱山古墳にも立ち寄ったのですが写真を撮り忘れ、高級住宅街を走り抜けて田園調布 旧駅舎へ。子供のころはここから出入りしていました。なつかしい

縄文時代、弥生時代後の古墳時代の前半(4、5世紀)に大型の前方後円墳(宝莱山古墳や亀甲山古墳など)が造られ、奈良時代(6世紀-7世紀終わり)に円墳、群集墳、横穴式墓群へと葬送の様式が変化し、多摩川の下流から中流、上流へ造られるようになり古墳はだんだんと小規模となっていきました。

さて、古墳時代の歴史を感じながら、走ることができたでしょうか。

みなさんと一緒に走れて私はとても楽しかったです。ありがとうございました。

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