「春のハイキング」 高尾でお花を満喫しよう(与瀬から陣馬山頂へ)報告

春のハイキングに参加された皆様、たいへんお疲れさまでした。花を探し、鳥の声を聞きながらの道草ハイキングはいかがでしたか。

昨年に続き今年も春のハイキングは高尾山稜でした。今回は相模湖駅からスタートして旧甲州街道の宿場町与瀬を抜け、孫山・矢の根・明王峠を経て陣馬山頂へ。山頂からは栃谷集落へと一気に下り、ゴールの藤野駅まで13.6㌔を歩きました。登山アプリYamapの記録によると上り940m、下り920m。のんびり&のんびりのペースでしたが、いつの間にか累積標高を稼いでいたようです。

与瀬は規模は小さいながらも大名が泊まる本陣を備えた宿場町でした。残念ながら今では宿場町らしい風情は残っていませんが、当時街道を行き交う人が必ず参詣したといわれる与瀬神社があります。参道は中央高速の高架を渡るというユニークな形態。神社の境内脇から本格的な登山道が始まりました。

ストックの先にあるのはキク科のヤブレガサ。深い葉の切れ込みがまるで破れた傘のようだからというなんともかわいそうなネーミング。秋には白い花を咲かせます。

マルバウツギが蕾をたくさんつけていました。昨年は花が散ってしまい、今年は蕾。花の開花に合わせるのはほんとに難しいです。

昨年も見たマムシグサの仲間ミミガタテンナンショウ。雄株なのか、実を付ける準備が整った雌株なのかを確認しています。この個体は男の子でした。

控えめに下向きの花をつけるユリ科のホウチャクソウ。かわいらしいです~

爽やかな香りのクロモジ。この香りが好まれ高級楊枝の原材料として使われています。

ホーホケキョのウグイスの他、ヤブサメツツドリのさえずりも聴きました。お昼過ぎに陣馬山頂(855m)に到着し、草の上でのんびりお弁当タイムとなりました。

午後は下るだけです。足元に気を付けながら標高を落とすと栃谷集落が見えてきました。堀りたてのタケノコや手作り梅干しの無人販売を覗きながら、更にジグザグ下ってバス停に到着。予定ではここからバスに乗るはずでしたが、次のバスは30分後。待つより進むで、結局全行程歩き通して藤野駅まで戻りました。駅前のお寿司屋さんのカウンターで乾杯~ 一日の疲れを吹き飛ばしました。ご参加の皆さん、ありがとうございました 。

9月にはハセツネコース後半40㌔をひたすら歩く長距離遠足を予定しています。皆様のご参加をお待ちしています。

 

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