よこやまの道〜尾根緑道プチロング・プチトレイル報告
よこやまの道〜尾根緑道ランにご参加のみなさんおつかれさまでした。
距離は18kmと少し長くて少しアップダウンのあるトレイルのようなルートでしたが、幸いお天気に恵まれ、適度な負荷のある良い練習会になったのではないかと思っています。咲き誇るコブシや桃の木、早咲きの桜に囲まれて見晴らしの良い尾根筋を走るって本当に気持ちがいいですね。
万葉集に「赤駒を山野に放し捕りかにて 多摩の横山徒歩ゆか遣らむ」(突然の徴兵に放し飼いにしていた赤駒を見つけられない、防人として九州に行く夫に延々と続く多摩の横山を歩かせるという気の毒なことをしてしまった)という歌があります。よこやまの道はその歌にちなんで命名されました。武蔵野を眺望できる横山の尾根道で故郷を振り返りながら、家族との別れを惜しんだ防人の姿が浮かんできます。東国から遠く北九州の国防の兵役についた防人が再び故郷の地を踏むことは殆んどなかったそうです。
尾根緑道は戦時中に旧日本陸軍が計画した戦車のテストコースの一部で、戦後防衛庁の管理を経て町田市が国から借り受けて緑道として整備し、開放しました。途中に小山内裏公園があります。
都心からは1時間余りの若葉台駅をスタートしました。
スタート直後は少しキツイ上りの道ですが、尾根筋に出てしまえば後はゆったりした木陰道になります。
途中に桜の一本樹がありました。ソメイヨシノではないのかもう満開でした。
パノラマビュースポット防人見返りの峠に到着
故郷を振り返る防人たち
一本杉公園の中にある江戸時代の古民家(旧有山家、旧加藤家)
園内の炭焼き小屋の前ではミニコンサートをやっていました。
この日のお目当ての一つ小山田緑地の桃の大樹に到着
小山内裏公園のコブシの前で。この日は全ルートで満開のコブシの花が楽しめました。
3時間頑張って走った後、スーパー銭湯「ロテンガーデン」で展望露天風呂を楽しみ、お腹も満たした後送迎バスで帰路へとつきました。