第1回OSJ会津磐梯山ウルトラマラソン参戦記

はじめに

1月に品走会に入会した時点で、人生で走った最も長い距離が10km…。そんな人がフルマラソンを飛び越えてウルトラマラソンに挑戦するって…!?
向こう見ずな2人が参加したのが今年初開催のOSJ会津磐梯山ウルトラ65kmです。
第１回開催と言うこともあり、今後もしかしたら参加を検討される方もおられるかもしれませんので、恥ずかしながら参戦記を書かせていただきます。

コース概要

ルート図

この会津磐梯山、OSJ主催ということで100kmは累積標高が±2,300mとかなりのハードコースなのですが、65kmは+1,300m、-1,600mと下りの方が長く、制限時間も11時間とかなりお得なコース設定。しかもこの辺りは過去に登山や自転車で訪れていて2人とも大好きな場所。これはもう行くしかない！実際走ってみて、磐梯山や猪苗代湖がずっと見えていて景色がもう最高！！この景色の素晴らしさは最後までモチベーションになりました。

スタート（休暇村裏磐梯）

スタートは午前9時とかなり遅め。早起き苦手なのでありがたい。
コースの前半のハイライトは磐梯山の西側を抜けるゴールドライン(最高標高1,194m)の峠越えです。
約5kmの登りを全て歩き通して、下り10kmを気持ち良く走ると第1関門のアルツ磐梯スキー場@20km。

そこから更に下った後、20kmに亘る平坦区間をなんとか走り切れば第2関門のヨークベニマル@47km。ここに15時以降に到着した人はヘッドランプの点灯チェック。ゴールは暗闇か・・・。

ここから10kmがまた結構な登りでかなり苦しみましたが、第3関門の昭和の森@57kmを8時間弱で通過。あとはテンション高めの歩きと走りで18時46分、感動のゴールへと駆け抜けることができました。ヘッデンのお世話にもならず、時間は目標10時間をクリアして9時間46分20秒でした。

ゴール（猪苗代町総合体育館カメリーナ）

事前準備

今回、私達が気をつけたのはペース配分と補給でした。コース全体を登り/平坦/下りの3つに分け、登りは歩く、平坦と下りは走ると決め、速度からエイドと関門への到着目標時間を決めました。最初は足していったら11時間以上になって、完走できないやん笑！となったりしましたが、最終は目標を10時間として当日もペース表を持って走りました。目標を上回れば気持ちに余裕が出来、遅くなると挽回しようと走ったりしてこれが非常に役立ちました。目標時間内にゴールする事ができたのはこのペース表のおかげかなと思っています。

次は補給。エイド品切れもあり得るかも?!などと心配して10個以上のエナジージェルを用意しました(笑)。カフェイン入りは後半、甘い味の後はクエン酸と順番を決め、スムーズに取りだせるように6km、11kmと摂取のタイミングをパッケージに書き込む念の入れようでした。
しかしスタート前からドリンク、6kmからジェルとハイペースに濃厚な味が胃に落とし込まれたせいで、20km過ぎから胃に異変が！ 30kmにはついに胃薬を投入することになりました。実は、胃薬とロキソニンは品走会代表のアドバイスで持っていったもの。お守りと思っていたのですが、早々にお世話になり助けられました。ありがたやありがたや。その後は調子も戻り、エイドのお菓子をムシャムシャ食べて快調にゴールできました。
という事で、補給はほどほどに。と言うのが今回の教訓でした。

走り終えて

とにかく楽しかった！！

磐梯山麓の素晴らしい景色の中、他のランナーと励ましあい、住民やボランティアの方の声援に力をもらい、ゴールの際は「ヤッターヤッター」と連呼。こんな充実感は久しぶりで一週間は夢見心地でした。

実は4月の富士五湖ウルトラがデビュー予定だった私たち。原因不明の高熱で参加できず自宅応援となりました。出場した人も応援に行った人も一体となってゴールを目指す姿をLINEで見て、自分たちも絶対出場したいという気持ちになりました。今回の会津磐梯山は2人だけの参加でしたが、またいつか品走のみんなと走りたいと思っています。そして感動を分かち合えたら最高ですね。

最後に

ウルトラマラソン出場の背中を押し、何度も分科会を開催してくださり、常に前向きなエールを送っていただいた品川走遊会の皆さんに感謝申し上げます！